爽やかな酸味と杉の香り。そして昆布で〆ることで充分に引き出された魚の旨みと甘みが口の中で絡み合います。
朱華(ねずは)色の美しい皮目を、 プチっと咬み切る食感もたまらない。
杉の香りが鼻口に広がり、酢の酸味で後味は実に爽やかです。

小鯛(連子鯛)

新鮮な小鯛を、体温で鮮度が落ちぬよう、1尾あたり数十秒もかからぬ早業で3枚に卸し、
塩を振ることで余計な水分をだし、しばらく置くことで艶と照りを出します。
酢と、職人の技光る白板昆布で〆て完成。
やさしい昆布の風味が特徴で、ささ漬の杉の樽の香りや魚の持つ特徴を引き出してくれます。

金目鯛

金目鯛は冬が旬の魚ですが、四季を通じてよく脂が乗っているのが特徴の魚。
見た目の色鮮やかさはもちろん、金目鯛の上品な脂の旨みと、
昆布の口当たりやわらかな旨みのハーモニーが絶妙で、味の華やかさも抜群です。

真ふぐ

鮮度の良い真ふぐを塩と米酢で〆た後、さらに白板昆布で〆ました。
上品な旨みとこりこりとした独特の食感をお楽しみ頂けます。
期間限定、数量限定ですのでお早めにどうぞ。

明治３４年ごろ京都魚問屋さんと小浜の魚屋(池田喜助)が、当時、たくさん獲れていたけれど使い道にこまっていた連子鯛を何とか商品にできないかと考えられたそうです。
連子鯛の特徴を最大限に生かして開発されたと小鯛ささ漬。その池田喜助の２代目が丸海で勤め、技を伝授しました。
小鯛ささ漬と呼ばれるようになったのは、昭和初期からのようです。

小浜海産物株式会社
代表取締役社長 西野 弘純